映画祭について
about

趣旨

アジア国際子ども映画祭は、子どもたちが自ら制作した3分間の映像作品をコンテストする映画祭です。

近年、子どもたちを取り巻く環境は、非行やニート、いじめ、青少年犯罪といった様々な問題を抱えています。 この映画祭は、こういう時代を生きる子どもたちに少しでも夢や希望を与えたいという想いから生まれました。

映像制作には、できるだけ大人は介入せず、脚本から撮影・制作に至るまでの全てを子どもたちだけが担うことで、 協調性や責任感を養い、精神的な成長を望むことができると考えています。また、作品を完成した達成感は、 子どもたちに自信を与えることにつながります。映像制作にあたって、子どもたちには自分たちが伝えたい 漠然とした「何か」を自ら問い直すことから始めてもらいたいと思います。 そうすれば、カメラはきっと真の子どもたちの心を映し出してくれるに違いありません。

この映画祭は、「子どもの心の中に内視鏡を入れよう」という試みです。

ご挨拶

杉良太郎

1~4回目を鹿児島県指宿市で、5~8回目を兵庫県南あわじ市で、そして9回目~12回目を北海道北見市で開催し、今年、再び兵庫県南あわじ市で開催を致します。

日本だけでなく、アジア15か国・地域の子ども達が参加しているので、作品を通じて国境を越え、「人と人」という単位でお互いを理解し、尊重しあうことができる国際交流でもあります。

今年のテーマを見て、自分は何を思うか、何を伝えたいかをよく考えて作ってください。映画として優れた作品を作ろうとするのではなく、心の中にあるものを素直に表現してください。 そして撮影したものを何度も見直し、自分が伝えたいことが本当に伝わっているかをじっくりと考えてみてください。

世界で一つしかないこの映画祭はあなたの作品を待っています。

アジア国際子ども映画祭名誉会長 杉 良太郎

テーマ曲

Message

作詞・作曲/杉良太郎 アレンジ/小松一也 歌/w-inds.

いつの間にか 見えない糸で 縛られている ただ身動きの
とれない心 何の違和感もなく 固く閉ざされた心は 片隅に追いやられた
Message 君のため Message 愛してる
Message 君のため Message 愛してる
※今 真実を映し出せ 生きている証し(あかし)を映し出せ
愛を語ろう 恐れないで 真実を映し出そう それがどれだけ大切なものか きっと気づくだろう
Message Message Message Message
冷えた心 明日が見えない そんな毎日 さよならをして
さあ手を伸ばして もう一人じゃないんだ それでいい それでいいんだ 世界の君と踊ろう
Message 君のため Message 愛してる
Message 君のため Message 愛してる
※くりかえし(Repeat)

テーマ曲への思い

近年、いじめや自殺が止まりません。これは大人の責任だとは思いますが、社会全体がこれに取り組まなければ減少していかないと思います。
この映画祭の特徴の一つとして、外国の子ども達も参加し、制作者が来日して、日本の子ども達と交流するということがあります。彼らの作品を見ることで、外国の子ども達はどのような文化と習慣の中で生きてきたのかということを知ることができるでしょう。そのうえで、日本の子どもと国際交流を行うことで、何か変化は起きないか、 そして同時にテーマソングで一つになることができるのはないかと考えます。
テーマソングを作ろうと決めたとき、「国が違っても君はもう一人ではないんだ」「勇気を出して生きていこう」と文字通り「Message」を送ることを考えながら詞を作りました。これに曲をつけていただき、クールで清らかで、私のお気に入りのw-inds.さんに歌っていただくことにしました。 今、日本を含めて16ヶ国でこの歌が流れ、強いメッセージを送り続けていることに、将来に対しての希望が持てる思いです。

杉 良太郎

w-inds.

「Message」という楽曲はきっと皆さんの背中をそっと押してくれるような曲になっていると思います。 杉良太郎さんがアジア国際子ども映画祭の子ども達の事を、未来に生きる子ども達を想い書き下ろされた力強い メッセージを、僕達の想いも重ねてお届けしたいです。

w-inds. 橘 慶太

このアジア国際子ども映画祭で出会った子ども達や大人の方々を通して世界の沢山の方々に この歌が届いていきますように。 そして杉良太郎さんの思いが沢山の人達に伝わっていきますように。

w-inds. 千葉 涼平

人は生きていく中で様々な困難が待ち受けていて、その困難に立ち向かって乗り越えるのはとても勇気がいて、時に一人ではくじけそうになる事もあると思います。 そんな時に一人で苦しむのではなく、誰かと苦しみや悲しみを分かち合ってお互いを支えあい、そして喜びを誰かと分かち合える。 それこそが愛なんじゃないかと思います。一緒に居る時は一緒に歌う。 離れているときは僕達の音楽を聴いてくださった方が少しでも日々元気に勇気をもって過ごしてくれるよう、 そんな気持ちをこめてメッセージを合唱したいと思います。

w-inds. 緒方 龍一